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第2回 情報学研究施設(ii)こころ情報学研究会
「魅力的な商品を造る感性工学」

情報学研究施設(ii)では,情報学的観点から人のこころの統合的に理解を深めるための研究会「こころ情報学研究会」を不定期で開催しています.
第2回研究会は「魅力的な商品を造る感性工学」と題しまして,感性工学の分野で世界的にご活躍されている広島国際大学感性デザイン学科の石原茂和教授にご講演いただきます.

ゲスト 石原茂和 教授(広島国際大学感性デザイン学科)
日時  :3月21日(水) 13:30 – 15:30(終了時間は目安です)
場所  : M号館 103室
タイトル :  魅力的な商品を造る感性工学

概要  : 人間の感情や感性はこれまで科学の対象とされてきませんでした。しかし、衣食足りている現代、自分の感性にマッチする商品でないと消費者には買ってもらえません。一方、メーカーの方はデザインや機能が具体的にどんな感性と関係あるのかつかむ手だてがなく、手探りで商品開発をしてきました。その結果、商品が売れないといった問題を抱えていました。感性工学は言葉を手がかりにして、心理測定法のテクニックをベースとして感性工学評価実験を行ない、最新の分析手法を開発して感性の構造やデザインとの関係を分析します。その結果、どの感性にもとづいて商品を開発すればよいのか、どんな設計をすればよいのかが具体的に数字で示すことができます。感性工学が応用された商品が日本だけでなく世界で開発・発売されています。多いのは自動車分野で、たとえば、ペルソナ(マツダ)、ロードスター(マツダ)、ディアマンテ(三菱自動車)、建設機械のPC02、アヴァンセPC200(コマツ)、そして米国フォードのトーラスなどは、全体あるいは部分的に感性工学が応用されて開発されました。コマツのパワーショベルは外観の色彩、内部のコックピット共に感性工学が応用され、カラフルで楽しい建設機械として世界にセンセーションを巻き起こし、PC02はグッドデザイン賞を受賞しました。女性用衣料のグッドアップブラ(ワコール)やヘアトリートメント容器(ミルボン)も全面的に感性工学が応用された例です。海外では、韓国政府は感性工学に強い熱意を持ち、国家プロジェクトとして取り組んでいます。最近ではスウェーデン、イギリス、といったヨーロッパ諸国やアメリカ、メキシコでも私たちと共同で感性工学の研究をはじめています。感性工学は,SD法を応用した質問紙による感性評価方法が多くもちいられています.これだけにとどまらず,脳波や筋電図といった生理的測定方法,表面加工など微細な特性から身体の動きなど,幅広い物理的測定方法も駆使しています.測定方法が多様であれば,その分析方法も多様なものとなります.多変量解析だけでも,個人差の分析,PLSなどの構造モデル,人工知能でのパターン分類/認識手法,離散値のデザイン要素と感性の関係のビジュアライゼーションなど多くの手法を取り入れ,また自分たちでも手法を開発してきています.このような測定と分析手法,そして現実の商品開発の応用方法についてお話をします.


◎参加に際しお手数ですが事前に小森政嗣(komori@oecu.jp)までご連絡ください。
◎その他のご質問も小森が受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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