視覚情報学研究系

視覚情報学研究系

研究分野

人間が獲得する情報の約8割が視覚によるといわれるほど,視覚情報は人間にとって重要な役割を担う.このような視覚情報を扱うシステムの研究は,大きく2つの潮流に沿って行われてきたと考えられる.1つは「人間と同等の視覚機能の実現」であり,人間にとって最も身近な人間自身の視覚機能を解明しつつその機能を模倣するシステム,あるいは人間に違和感のない視覚情報を生成し提示するシステムを実現しようとする取り組みが続けられている.もう1つは「人間を超える視覚機能の実現」であり,人間の視覚では得ることのできない情報を,人間の視覚を上回る時間・空間・波長分解能や感度を備えたシステムによって獲得しようとする研究が進められている.本研究系では,これら2つの潮流に従いつつ,以下の3つの分野にわたって視覚情報システムの研究開発に取り組む.

1. 光学・画像センシング

生産現場の自動目視検査やプロセス監視,自動車やロボットなどの移動体における環境情報の自律的獲得,仮想空間を介した遠隔地間での共同作業など,高度なシステムの実現には従来より高精度・高分解能の光学計測や画像センシングが不可欠である.これらの実現に向け,本分野では三次元計測,干渉計測,分光撮像など,高精度・高分解能の光学計測手法に基づく高度な画像センシング技術を開発する.

2. 物体モデリングと画像生成

立体テレビ,電子商取引,バーチャル美術館など,人間が実物と同様の視覚を体験できる技術への需要が高まっている.本分野ではこのような技術の実現に向け,高精細な画像生成のためのコンピュータグラフィックス,およびその対象となる物体の光学特性の高精度な計測やモデリングの研究を行い,皮膚や絵画などの写実的な画像生成や人間の活動する仮想空間の実現を目指す.

3. 生体医工学

先端医療の高度化に伴い,医学と工学の密な連携が重要となっている.例えば,画像診断支援,内視鏡映像高画質化,カプセル内視鏡開発,手術支援におけるロボティックス,電子カルテ,など情報工学に関連する技術が多い.さらに,人間の動作メカニズムを定量化することで,スポーツ強化選手のトレーニング支援や怪我防止のための矯正など健康支援の研究成果が期待されている.本分野では,医療における情報処理を中心とした研究を推進し,大量画像データを効率的に処理するカプセル内視鏡の映像診断支援,ネットワークを利用した映像データのセキュリティ対策,電子カルテに利用する映像標準化推進,スポーツ選手の動作映像からフォーム解析を自動化し,人間の動作メカニズムの解析を実現する研究を行う.

研究員

  • 情報工学科 教授* 来海暁
  • 情報工学科 教授 越後富夫
  • 情報工学科 准教授 河合利幸
  • 通信工学科 准教授 土居元紀
  • 情報工学科 准教授 西省吾

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